おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)|豊田市の小児科キッズクリニックサンタ

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医療コラム

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おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)

原因と症状

「非アレルギー性接触皮膚炎」の一種です。原因は大きく3つあります。

  1. 便や尿が肌へ接触
    便や尿によって発生したアンモニアによって正常な皮膚(弱酸性)がアルカリ性に変化します。皮膚はアルカリ環境下では炎症が起こりやすくなります。
  2. 尿や汗でおむつの中が蒸れる
    最近のおむつは吸収力が良く、蒸れない構造になっているので、数年前と比べおむつを取り替える回数が減っています。いくら蒸れない構造になっていても、高温多湿環境は変わりません。ふやけた皮膚はバリア機能が低下し、細菌にとっては繁殖しやすい環境ですので、皮膚炎が起こりやすくなります。
  3. 汚れを落とすときのこすり洗い
    赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、おしりふき等で強くこすったり、ごしごしとこすり洗いをすると簡単に傷ついてしまいます。傷ついた肌は炎症を起こしやすく、おむつかぶれになりやすいです。

おむつかぶれの主な症状は、おむつが触れる部分の肌がブツブツの小さな発疹ができたり、ただれたり、ひどくなると真っ赤に腫れてジクジクしたかさぶたができます。
おむつかぶれになるのは、おむつが触れている表面部分がほとんどです。股の間などしわの奥まで赤くなることはありません。

よく似た症状に「カンジダ性皮膚炎」という病気があります。これはおむつが当たっていない股の間まで湿疹やかぶれたりするのが特徴です。

受診の目安

少し皮膚が赤くなった程度の場合は清潔に保ちましょう。おむつかぶれかカンジダ症かに迷ったり、気になる際は受診してください。赤い発疹がでたり、皮膚がめくれる、じくじくしたりしているときは必ず受診してください。

治療

炎症を抑えるステロイド外用薬や保湿剤を塗って治療します。

それぞれの特徴は
ステロイド外用薬:おむつかぶれがひどい部分に数日間使用します。
保湿剤:お尻を便や尿から守る効果があり、お尻全体にたっぷりと塗ります。

症状により治療方法は異なりますが、軽い・ひどいに関わらずにとにかく清潔に保つことが大切です。

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