思春期早発症
- 2026年4月2日
- 治療について
思春期早発症とは
思春期早発症とは、思春期のはじまりが「年齢の目安」よりも早く進む状態です。体の変化が周りより早いと、お子さんが戸惑ったり、保護者の方が「このままで大丈夫?」と不安になったりします。成長が早いから悪いとすぐに決めつけることなく、成長のスピードと全身の様子を小児科で一緒に確認することが大切です。思春期のはじまりが早くお困りの方は豊田市の小児科、キッズクリニックサンタへご相談ください。
思春期早発症の目安
次のような変化が、同年代の子より早く目立つ場合に相談の目安になります。
- 身長が急速に伸びる(成長曲線の伸び方が急に変わる)
- 乳房のふくらみが早い
- 体毛(わき・陰部)が増える、体臭が強くなる
- 月経が早く始まる
- 周囲と違うことで、学校生活や気持ちに影響が出る
特に、母子手帳や学校健診の記録で成長曲線が急に上向き(または急に止まりそう)に見えるときは受診をおすすめします。
思春期早発症の原因
原因は大きく分けて2つあります。
- 中枢性思春期早発症:脳からの「思春期を始める指令」が早く出るタイプです。ホルモンの働きが早まるため、思春期のサインが前倒しで現れます。女の子に多く、原因がはっきりしないこともあります。
- 非中枢性思春期早発症:副腎や卵巣などが過剰に働き、脳の指令とは別に思春期の変化が進むタイプです。まれに腫瘍など病的な要因が関係していることもあります。
また、体格(体重の増え方)や生活リズム、睡眠、ストレスなどが影響すると言われることもあります。
思春期早発症の診断と治療
診断
- 問診
- 身体検査
- 成長曲線の確認
※病院で処方された方は当院でも診察が可能です
治療
- 生活指導:睡眠・食事・運動など、体のリズムを整えます。
- 薬物治療:選択肢としてリュープロレリンを注射し、思春期の進行を抑える治療を行うことができます。目的は「大人になるのを止める」ことではなく、進行を調整し、将来の身長や心身の負担を減らすことです。
思春期早発症の症状
身体のサイン
- 身長の急速な伸び
- 乳房の発育
- 体毛が増える、体臭が強くなる
- 月経が早く始まる
気持ち・生活のサイン
- 不安が強くなり、眠りが浅くなる
- 友人関係で悩む(周りとの違いが気になる)
- 体の変化が恥ずかしくて学校を嫌がることがある
変化のスピードには個人差があり、早いこと自体が必ずしも悪いわけではありません。ただし、成長曲線の変化が大きい、月経がかなり早い、短期間でどんどん進行すると感じるときは早めにご相談ください。
ご自宅で気をつけること
- 起床・就寝時刻をできるだけ一定にするなど、生活リズムを整えましょう。
- 寝る前のスマホやゲームは短めにして、睡眠を十分に確保してください。
- 極端な食事制限や偏りを避け、バランスの良い食事を心がけましょう。
- 毎日の軽い運動は心身の安定にも役立ちますので、適度な運動を心がけてください。
- お子さんの心のケアを十分に行ってあげてください。
・お子さんの話をよく聞いてあげる
・兄弟姉妹や友人と比べすぎない
・思春期の変化を受け入れるサポートを一緒に行う - 定期的に身長・体重の記録をチェックしましょう。
よくあるご質問
- 思春期が早く来るとどうなるの?
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早い時期に背が伸びる一方、成長の終わりも早く来て、結果として最終身長に影響することがあります。また、体の変化が先に進むことで、気持ちが追いつかず不安になるお子さんもいます。
- 検査は痛いですか?
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基本は身長・体重測定と診察です。必要に応じて血液検査を行いますが、できるだけ負担が少ない方法で進めていきます。
- 治療にはどのくらいの期間が必要ですか?
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進み方や目的によって異なります。数か月〜数年単位で、定期的に効果と必要性を確認しながら治療を進めていきます。
- 治療を中止した場合はどうなりますか?
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治療内容にもよりますが、思春期の進行は再開します。中止のタイミングは、身長の見通しや心身の成熟度を見ながら慎重に判断します。
最後に、思春期の変化はとてもデリケートです。気になるサインがあるときは、一人で抱え込まないで、早めにご相談ください。豊田市の小児科、キッズクリニックサンタではお子さんの体と心のサポートを行っていきます。


